• 2017.03.30
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  • 衣川ビギナーが行く!もっと知りたいプチフォレット探訪[第4回 地域材でどんぐりの花台づくりの巻]

みなさんこんにちは。
あっという間に卒業式シーズンを迎え、春がもうすぐそばに近づいてきましたね。
寒い冬から春の暖かさを感じ始めるこの季節。
何かまた新しいスタートがはじまる、そんなわくわくとそわそわした気持ちにさせられます〜。
 
そんなわけで、衣川にももうすぐ春がやってきそうですが、
その少し前に!!
 
自然いっぱいの衣川の地域資材を使っての「どんぐりの多目的台」作りの講習会が行われました!
 

 
↑出来上がりのイメージはこちらです!
 
とってもかわいい!そしてしっかりした作りになっています。
どんぐりの形に整えられた木材は、農家によくある板材を活用。
そして台座の足は、ほんにょ杭(※ほんにょとは、刈り取った稲束を乾燥させるための棒掛けに使われる)や、乾燥した枝、流木等の地域にある素材を使って製作していきます。
 

 
今回ご指導いただくのは大原鷹巣地区にお住いの大木司先生です!
 

 
喫茶店「山の贈り物」を経営の傍ら、工房において木工作品づくりをしていらっしゃいます。
なんだかダンディな雰囲気の大木先生!
 
早速作り方をご指導いただきながら製作スタート〜!

 

 
まずは座板となる板材をどんぐりの形にカットします。
今回は人数分の木材が必要だったので、表面がきれいで加工のしやすいツーバイフォー材を事前に用意いただき加工しました。
 

 
結構抑える方の手に力がいります。
女性はちょっと苦戦気味の作業!頑張れ〜!!
 

 
カットしたら、角の面取りを行い、
どんぐりの形に見えるように実と帽子の境をトリマーで溝を切ります。
どんぐりらしくなってきました!
様々な工具を駆使して作業は進んでいきます〜。
皆さん道具を使うのお上手!!!
 

 
↑脚を接合する部分をトリマーで彫り込みます。
 

 
そして脚となる部分の作成です。
参加者の皆さんはお家にある木材を持参されていました!
(みなさんお家にあるものなんですね〜〜!?プチフォレ子カルチャーショック!!)
 
サンダーで表面を木肌を生かしながら、きれいすぎない程度になめらかに整えます。

 

 
脚の長さを合わせてカットし、
先をサンダーでおしゃれに加工したら、
脚をビスで固定して、表面をビスが見えないよう木製のダボで目隠しします!(←これで見た目が全然違う)
 

 
そして仕上げに塗装します!
実の部分と脚をオイルステインでチーク色に塗った後、
全体をワトコオイルで仕上げれば完成です〜〜!!!
 

 
完成第一号!
「ワトコオイルはお家で塗りますね。」
 

 
こうして花を飾ったり、
強度があるのでお子様用のスツールとして使用するのもピッタリ!!
脚の部分が自然を生かしたデザインになっているので、ひとつひとつ雰囲気も違います。
手作りの良さであるオンリーワンの作品がここに完成したのでした〜〜〜!!
 
大木先生、本当にありがとうございました!!
先生自作の作り方の手順表もとても丁寧な内容で、
ものづくりに向き合う真摯な姿勢が伝わってきました。
 
実際に完成したどんぐりの花台も、
丈夫でしっかりしたものを皆さん製作できたようで、
きっときっと長く愛用できるものに仕上がったのではないでしょうか?
 
皆さんも機会がありましたら、ぜひ参加されることをオススメします!!
 
ものづくりの面白さ、
完成したときの満足感、
そして、それを使うことの心地よさをぜひ味わってみてはいかがでしょうか?
 
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■プチフォレ子的 本日の探訪まとめ
 
今回は地元にある地域の資源を活用するための講習会として
「どんぐりの多目的台」を製作しました!
 
参加者の皆さんが脚材となる木材をお家から持参!!したことに
プチフォレ子はまず驚きました!!
お家に木材があるんですね〜〜〜!!!(衣川の自然環境、ナメてました!!)
 
でもまさかお家にころがっている木材たちが
こんなに立派な作品となるとは、参加者の皆さんも驚かれていたのではないでしょうか。
 
今回も衣川の「自然の贈り物」を活用するステキな取り組みに参加させていただきました。
 
自然あふれる衣川だからこそ、普段見過ごしてしまいそうなモノたち。
 
それを活用するアイディアで、さらにステキなモノへと変身することで
改めて素晴らしい「自然の贈り物」だと実感しちゃいました!!
 
衣川との新しい一面に触れられて今回も嬉しいプチフォレ子でした〜〜〜!!!
 
大木先生が経営されている喫茶店「山の贈り物」(←素敵なお名前ですね!)は春から冬の雪が降る頃まで営業されています。
営業時間も10時から日没までと自然に合わせたスタイルでオープン。
森の中の自然に囲まれた素敵な隠れ家的な雰囲気で、訪れた人は必ずファンになってしまうそうです。
おすすめしたいけど、自分だけのヒミツにしておきたい…そんなとっておきの場所。
ぜひ春になったら森林浴もかねてお邪魔してみてはいかがでしょうか?

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